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被災後、約2ヶ月たったカオラックの街の様子を報告します。 今、『カオラック』という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?死体が転がっている?感染症が蔓延?崩壊した建物だらけ?・・・もちろん全て『NO!』ですよ。 時間の経過と共に、カオラックの街もすっかり落ち着きを取り戻しています。そもそもタイでは津波による感染症は一切発生していません。倒壊した建物の撤去はほぼ終わり、今では綺麗に整地された更地が広がり、いたるところで新たな建設が始まっています。津波の被害を受けていないお店は続々と開店し始めています。いつも打ち上げで利用していたイタリアンレストラン(サラミとチーズの盛り合わせが美味しい店)も再オープンの準備をしていました。もちろんドイツビール、フランチェスカーナも冷えていました!もちろん今のカオラックの街には、観光客は皆無に等しい状態なのですが、『カオラックに明かりを灯し続けるのだ』と、夜には煌々とライトアップされています。(写真) 珍しく日本人が歩いていたので声をかけてみると、ボランティアで来ている人でした。地元のボランティアセンターに所属して、復興活動のお手伝いをしているそうです。3人の日本人と話が出来ましたが、明日には更に4人が到着するということで、日本人の間でも復興を応援する動きが高まっているのですね。ボランティアセンターには世界中から100人以上が集まっており、英語を教えるイギリス人や、海をクリーンナップするプロダイバーなど、それぞれの技能によって様々な役割を振り分けられているそうです。 彼らと話してみると、日本の報道により受けていたイメージと現実とのズレに驚いたと言っていました。かなり気合を入れて準備してきたそうですが、初めてカオラックに到着したときは、あまりののどかな風景に唖然としたそうです・・・。カオラックに行くと言うと、知り合いのTV局の人から、出来るだけ悲惨なところだけを探して撮ってきて欲しいと頼まれたそうです・・・。日本のメディアのあり方に、話している本人も怒っていました。 次のシーズンまであと9ヶ月ほど。今、カオラックの人々は、前向きに歩き始めています。もう一度、カオラックらしい街並を戻すために。 電気 復旧済み 水道 復旧済み 交通 復旧済み 幹線道路、空港とも問題なし 通信 復旧済み インターネットカフェもオープン 食事 営業しているリゾート内ではレストランがオープンしている 被害を受けなかったレストランが続々とオープンしている リゾート アンダブリ、メルリンなどは通常通り営業している、安宿も多数オープンしている その他 タイマッサージ店も数店舗がオープンしている
by BIGBLUEDIVING
| 2005-02-27 16:40
| カオラックの様子
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