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『復興』のためには、街並が綺麗になるだけでなく、人々の暮らしがもと通りにならなければならない。津波のために仕事を失った人々がたくさんいて、仮設住宅に住む被災者たちも、新たな仕事を見つけなければならないのだ。それを援助する動きもあり、各国の財団がプロジェクトを立ち上げて、被災者の就労促進を助けている。 バンムアンの仮設住宅キャンプの一角に、たくさんのミシンやはた織り機が並んでいるのを見つけた。これらは、日本の援助団体から送られてきたのだそうで、ここで作られた製品が、販売され、売り上げが働き手や被災地に還元されていくのだ。このプロジェクトでは、50人ほどの被災女性たちが働いているという。手馴れた手つきで、色とりどりの美しい織物を作り上げていく。小銭入れ、ベルト、キーホルダー、コースター、Tシャツ、様々な商品が出来上がっていた。見た目にもカラフルで女性ウケしそうな柄も多い。 『TUSUNAMI』というタグもしっかり入っていて(左写真)、記念(・・・?)になりそう。他のキャンプにも同じようなプロジェクトがあり、バティックや人形、石鹸などを、手作りで作っている。 ボランティアで販売を手伝っている福田さんに聞くところでは、流通ルートがしっかりとしていないことが問題だそうで、折角作られた素晴らしい商品も、在庫として溜まっていくのだそうだ。これらは、カオラックの町(正確にはバンニャン)にある、『カオラック・クラフト・ショップ』で販売されている。しかし、現在カオラックの町には旅行者が少ないので、売り上げのほとんどはボランティアに来ている人たちのお土産だそうだ。また、月に一度バンコクで開催されるフリーマーケットなどでも販売されるが、それでも十分ではないという。 僕が見てもキレイだし、アジア雑貨屋とか置くところに置けば、結構売れると思うのやけどなぁ。実際、福田さん(20代女性)もかばんを持っていて、かなりお気に入りだそう。 カオラックにお越しの際には、是非、お土産にどうですか?また、自分のお店に置きたい人がいたら連絡下さい。喜んで紹介しますよ。
by BIGBLUEDIVING
| 2005-09-01 22:31
| ちょっといい話・・・
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