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プーケットは、カオラックとは比べ物にならないくらい被害の規模は小さいといえます。一番被害の大きかったパトンエリアではビーチ沿いの建物は甚大な被害を受けていますが、一歩街の中に入れば何事も無かったかのような日常の風景が広がっています。ほとんど影響を受けていないエリアが大半です。右の写真は津波から約1ヶ月後のパトンビーチです。美しいビーチには暇そうにしている地元のタイ人が屯し、欧米人観光客がちらほらくつろいでいました。 どこかのBBSで、プーケット在住のひとによるポジティブな『大丈夫ですよ』という書き込みに対し、現地の人間が集客目的で嘘を並べ立てているのだと酷く中傷する書き込みがありました。しかし、実際プーケットは当初よりダメージが小さく、部分的な被害や混乱はあったでしょうが、ショップの立地によっては、数日後にはダイバー客の受け入れが可能であったことは、その人にとっては紛れも無い現実だったのでしょう。 『津波の被災地』とひとくくりにして、全ての場所で最もひどい状態が一律に広がっていると思わせるような報道は、実際には被災の小さなエリアにまであらぬ風評被害を作り上げ、観光産業の低迷という二次災害のダブルパンチを引き起こしているのです。津波の被害を最小に抑える努力の一つには、正しい報道のあり方を問うことも含まれるのではないでしょうか?その同じメディアによって、復興の現実を正しく伝えていくこともできるはずと考えます。 カオラックの早期復興のためにも、今、大丈夫なプーケットに頑張って欲しいところです。
by bigbluediving
| 2005-01-25 21:22
| 頑張れプーケット
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